6年連続CLベスト16敗退。今シーズン開幕前、3億ユーロの投資でC・ロナウド、カカー、ベンゼマをはじめとする大物補強で大改革を行ったR・マドリー だったが、結果にはつながらなかった。国王杯、CLの敗退で残るはリーガのみ。バルサに競り勝つだけが最大の目標となってしまった。
試 合後すぐにインタビューを受けたグティは、「個人の力に頼り過ぎず、チームとしてプレーしなくてはいけない」と語り、試合終了後いきなりの戦術批判。C・ ロナウドが一人必死でDF3,4人を振り切るシーンはあったが、周りを使う気もなければ、周囲もそれを見届けているだけ。追加点が奪えていれば結果は変 わっていたかもしれないが、あまりにも単調な攻撃スタイルだ。
前半は勢いに押されたO・リヨンだったが、後半はボールを支配。左サイド のデルガド、前線ではリサンドロ・ロペスがしっかりボールをキープし、カウンターの基点を作った。ディフェンスラインを高く保ちながら中盤もバランス良く 相手にプレッシャーを掛け続け、R・マドリーを苦しめた。このO・リヨンのモチベーションはどこから来たのか。それはR・マドリー選手の“楽勝予想”だっ た。
セルヒオ・ラモスはAS紙のインタビューで、「3-0で勝つ」と予想。一面で大きく取り上げられたこの記事をO・リヨンの選手達は 見逃さなかった。試合後、リサンドロ・ロペスはセルヒオ・ラモスに近づき、「あれ、3-0で勝つんじゃなかったっけ」と挑発したという。試合後のインタ ビューでもO・リヨン選手達は口を揃えて、「R・マドリー選手達のリスペクトを欠いたコメントが我々を強くさせた」と語っている。
相手 の怒りを誘った上、自滅してしまったR・マドリー。スペイン各紙はこの敗退を「KO」の2文字で表現。クラブ幹部を始め、監督、選手に批判が集中してい る。サンティアゴ・ベルナベウで行われるCL決勝戦は、屈辱的なテレビ観戦ということになる。CLベスト16突破がいつの間にかR・マドリー最大の目標に なってしまった。
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