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家出広岡氏「フォームに躍動感ない」

花巻東・菊池雄星投手(18)がメジャーか、国内プロかで注目されているが、来年の今ごろは早大の3年生、斎藤佑樹投手(21)の進路をめぐり大騒ぎになっているはず。

  その斎藤が19日、宿敵の法大戦に先発したが、4回2失点で降板し今季初黒星(3勝)を喫した。11月22日にはプロアマ交流戦「U-26NPB選抜対大 学日本代表」に出場する予定で、同い年で対戦が期待される巨人・坂本について「(自分の球が)どのくらい通用するか試したい」と対抗意識をのぞかせた斎 藤。しかし、プロとの対戦以前に、乗り越えなければならない壁が立ち塞がった格好だ。

 早大は斎藤の入学後の5季中3度優勝しているが、今春は法大に2敗1分けで、優勝もさらわれた。今季も2敗1分け。斎藤個人も最近5試合の対戦で勝ち星がなく2敗(通算25勝8敗で対法大4勝4敗)。すっかり苦手にしている。

 法大・金光監督は「ウチの選手たちは斎藤君に対して自信を持っている。というのは、低めの変化球を見極めようという意識が強い。斎藤君はコントロールの良い投手だから、そこを見極められれば打線がつながる」と明かす。

 “ストライクに見えるボール球”で打ち取るのが斎藤の真骨頂というワケで、逆に言えば、際どいボールを見極められた場合、それでも相手を圧倒できるほどの球威が不足しているということ。この日の速球はMAX142キロ止まりだった。

  観戦した早大OBで元ヤクルト、西武監督の広岡達朗氏(77)は「投球フォームに躍動感がない。大学生相手にこれだけ対応されるようでは、プロでは厳し い。シーズン2ケタ? 冗談じゃない。5勝できるかどうか。レギュラー(先発ローテ)を取れるかどうかもわからない。今のままでは、ね。頭は良い子だか ら、あと1年あまりで修正する可能性はある」と厳しい評価を突きつけた。

 ネット裏に陣取っていたプロ球団スカウトのひとりも「トレーニング不足と見ます。ぜひこの冬に徹底的に走り込んでほしい」と指摘。「楽天・田中にはだいぶ水をあけれれたのが現状だろう」との声もある。

いずれにせよ、抜群の人気を当て込み菊池以上の争奪戦となるのは間違いないところ。あとはどこまで“スーパースター”の看板にふさわしい実力を蓄えられるか。
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